空母レーガン乗組員、薬物使用・流通に関わった疑い 米海軍が捜査

　米海軍横須賀基地（神奈川県横須賀市）に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンの複数の乗組員が薬物の使用や流通に関わった疑いがあるとして、重要犯罪を取り締まる海軍犯罪捜査局が捜査に乗り出したことが判明した。在日米海軍司令部の広報担当者が明らかにした。

　司令部によると、複数の乗組員が薬物の所持、使用、流通に関わった疑いがある。日本の捜査機関とも協力しているという。司令部は「この捜査を真剣に受け止めている」とのコメントを出した。一方、捜査中を理由に疑惑がかかっている乗組員の人数や薬物の種類については明らかにしなかった。

　横須賀基地では、2018年にもレーガンの乗組員が合成麻薬を所持、使用、流通させたとして、海軍犯罪捜査局に摘発されている。【橋本利昭】