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大阪維新が全議員にハラスメント行為の有無調査 吉村氏が公表へ


 大阪維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は24日、大阪府議団の笹川理(おさむ)府議(41)=4期目=の大阪市議に対する不適切な言動が明らかになったことを受け、党所属の全議員を対象にハラスメント行為の有無を聞き取り調査し、結果を公表すると表明した。また、笹川府議の言動について市議が2015年、党に被害申告した際、幹事長だった松井一郎前大阪市長が笹川府議につきまとい行為をやめるよう指導していたことも明らかにした。

 笹川府議の言動は18日発売の週刊文春が報じて発覚。笹川府議によると、15年9月、後輩の宮脇希・大阪市議(36)が選挙応援後に自分ではなく関係者の車で帰宅したことについて、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「ふざけんなや」などと威圧的なメッセージを連投。深夜に宮脇市議の自宅のインターホンを押したり、事務所で1人で作業している様子を外から眺めたりしたという。22日には文春オンラインが性的関係を迫るような内容や「愛している」とのメッセージを送っていたとも報じた。

 宮脇市議は23日、報道陣の取材に事実関係を認めた上で「当時、党の責任者には報告したが、話を大きくしたくなかった」と述べた。吉村代表が松井氏に確認したところ、松井氏からは「宮脇市議から相談を受けたが、処分を求める意思がなかったため、笹川氏を呼んで注意し、つきまといをやめさせた」との説明を受けたという。松井氏はラインのやりとりについては知らされていなかったという。

 笹川府議は17日付で党から口頭の厳重注意処分を受け、22日付で府議団代表も辞任した。党は詳細なやりとりの記録を入手しており、今後調査を続けるという。吉村代表は「(松井氏は当時)被害者の意に沿った対応をされたと思う」とした上で、「報道で出ている部分は事実だと思う。今後新たな事実がでてくれば、処分については(改めて)判断する」と述べた。【井上元宏】

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