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林外相「注視する」 ウクライナが関与否定のクレムリン無人機攻撃


 中南米5カ国を歴訪中の林芳正外相は5日(日本時間6日)、最後の訪問先パラグアイの首都アスンシオンでオンライン形式の記者会見に臨み、モスクワのロシア大統領府に対する無人機(ドローン)攻撃について「高い関心を持って注視をしていきたい」と語った。

 林氏は、ロシア側がウクライナによる攻撃だと主張する一方、ウクライナ側は関与を否定していると指摘した上で「ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、即座に侵略を停止し、部隊をロシア国内に撤収するよう求めてきている」と言及した。その上で「今後の情勢に与える影響等の観点」から、無人機攻撃を巡る推移を注視していく考えを示した。

 林氏はオンライン会見に先立つ5日、中国・台湾との関係が争点となった4月30日のパラグアイ大統領選で台湾との関係維持を掲げて勝利したペニャ次期大統領を表敬した。林氏はペニャ氏に祝意を示し、パラグアイは「価値や原則を共有する重要なパートナー」だと指摘。2国間関係の強化で一致した。

 一連の中南米歴訪日程を終えた林氏はオンライン会見で「各国と、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性の認識を共有できたことは極めて有意義だった」と語った。

 林氏は4月29日~5月5日、トリニダード・トバゴ、バルバドス、ペルー、チリ、パラグアイを歴訪した。アフリカ4カ国などを訪問した岸田文雄首相と分担する形で、「グローバルサウス」と呼ばれる新興国・途上国との連携を強化し、今月19日から広島市で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)につなげる狙いがある。【村尾哲】

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