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「我慢した分、たくさん旅行を」 GWスタート、いざ国内外へ


 ゴールデンウイーク(GW)が29日、始まった。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けがGW明けに5類へ移行するのを前に、政府の水際対策はこの日で終了。各地の観光地はコロナ禍前を思わせるにぎわいとなり、マスクなしで過ごす人の姿も目立った。

 福岡空港(福岡市)の国際線出発ロビーは、久しぶりに連休を海外で過ごす人たちで混雑した。これまではワクチンを3回以上接種した証明書か、出国前72時間以内の陰性証明書のいずれかの提示が入国時に求められたが水際対策の終了で不要になった。

 4泊6日で学生時代の友人とフランス・パリに行く福岡市中央区の会社員、殿村早瑛(さえ)さん(23)は「エッフェル塔や凱旋門を見るのが楽しみ」と声を弾ませた。2022年春に卒業旅行で訪れる予定だったが、新型コロナの影響で取りやめていたといい「大学時代に我慢した分、長期休みが取れれば、たくさん海外を旅したい」と話した。イギリスに1週間滞在する予定の大分県日田市の公務員、榎本純平さん(24)は「4年ぶりの海外。サッカー観戦がメインだが、現地の建物を見るのもわくわくする」と語った。

 空港を運営する福岡国際空港によると、大型連休中(28日~5月8日)の国際線旅客数は出発が7万7000人、到着が7万5000人の見込み。国内線は出発・到着計50万5000人が利用見込みで、コロナ禍前とほぼ同水準に戻ったという。

 全国有数の温泉地、湯布院(大分県由布市)。連休初日は雨となったが、土産物店や飲食店が並ぶ「湯の坪街道」は観光客でにぎわった。政府が感染対策のマスク着用を「個人の判断」として約1カ月半となり、散策する人たちの半数以上はマスクを外していた。街道周辺の有料駐車場は県外ナンバーが目立った。

 博多(福岡市)―由布院間を走るJR九州の観光列車「或(あ)る列車」を利用して夫と訪れた佐賀県唐津市の女性(57)は「列車は満席で、宿も2カ月前から予約していた。コロナへの不安は以前ほどないので、食事と温泉を楽しみたい」と話した。

 一般社団法人「由布市まちづくり観光局」によると、大型連休中の5月3~5日は湯布院周辺にある約200の宿泊施設はほぼ満室という。由布院駅前の土産物店「日乃新(ひのしん)」の日野勝行さん(41)は「昨年の大型連休より観光客は多く、コロナ前と比べても遜色ない。5月3日以降はさらに人出が増えるだろう」と期待していた。【野間口陽、城島勇人】

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