児童施設に車突っ込む 運転の男性「踏み間違えた」 1人軽傷 熊本

　12日午後1時25分ごろ、熊本市東区沼山津1のビル1階に入る児童デイサービス施設に、熊本市の税理士の男性（70）が運転する乗用車が後ろ向きで突っ込んだ。熊本県警などによると、当時、施設内には0～4歳の乳幼児3人を含む計7人がいて、事故の弾みで利用者の30代女性が頭を打つ軽傷を負ったが、命に別条はないという。

　県警によると、運転していた男性は「駐車場にバックで止める際、アクセルを踏み込みすぎてブレーキを踏もうとしたが、誤ってアクセルをそのまま踏み込んでしまった」と話しているという。施設には車体の後ろ半分が入り込み、駐車場に面したガラス壁が大破した。

　事故当時、施設内にいたデイサービスの管理責任者、浜崎雅美さん（55）は「『ドーン』というものすごい音と一緒に、割れたガラスの壁が倒れてきた。子供たちは離れたところにいたので無事で良かった。怖くて一瞬動けなくなってしまった」と話した。【中村園子、栗栖由喜】