九州駅弁グランプリ、最優秀賞は「かれい川」 黒米に鶏の煮付け

　九州一の人気駅弁を決める「九州駅弁グランプリ」の決勝があり、「花の待つ駅かれい川」（1500円）が最優秀のグランプリに選ばれた。

　グランプリのかれい川は、黒米のご飯に鶏の煮付けなどが特徴で、開業120年の嘉例川駅（鹿児島県霧島市）で販売されている。準グランプリに「山菜とりめし」（新玉名駅700円）と「わっぜぇうまか!!薩摩黒膳弁当でごわす。」（鹿児島中央駅980円、博多駅1300円）。特別審査委員賞に「折尾名物かしわめし」（折尾駅880円）がそれぞれ選ばれた。

　JR九州の駅弁グランプリは2004年に始まり、13回目。九州新幹線長崎ルート（西九州新幹線）が22年9月に開業したのを機に、九州各地の沿線を魅力を伝えようと6年ぶりに開催した。

　エントリーした51種類の中から購入者による投票3135票を元に上位10種類を選出。決勝は古宮洋二社長ら特別審査員5人が味やこだわり、郷土感などの項目で選んだ。【石田宗久】