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羽生、王将戦で藤井に敗れ「非常に勉強になった」 一問一答


 佐賀県上峰町の大幸園で11日から繰り広げられた第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第6局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、上峰町、起立工商DMO共催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓協賛)は12日午後3時56分、藤井聡太王将(20)が挑戦者の羽生善治九段(52)を88手で降し、対戦成績4勝2敗で初防衛を果たした。羽生九段はタイトル獲得通算100期達成を果たせなかった。

 終局後、羽生九段は「全体的に指し手の正確さというか、精度を上げないといけないなと感じたシリーズでした。足りないところを改善して、また次に臨めたらいいなと思っています」と、またタイトル戦の舞台を目指す意欲を示した。終局後直後のインタビューの主なやり取りは次の通り。

「封じ手の前に問題があった」

 ――角換わり早繰り銀を選んでどうだったか。

 羽生 去年、公式戦で同じ形を指してみて、ちょっとまだ分からない部分があったのでもう一回やってみたというところですね。ただ、角・銀を持ち駒に持って、もうちょっと手が広いかと思ったんですけど、手を作るのが結構難しい将棋でした。

 ――選択肢がなかったということか。

 ◆何か桂頭を攻めていく筋を作りたかったですけど、なかなかいい組み合わせが見当たらなくて、それでちょっとずつ苦しくしてしまったかなと思います。

 ――昼休憩明けに長考して▲6六銀(45手目)。2歩損だったが形勢判断は。

 ◆あの場面は違う変化をやるかどうか相当迷いました。ちょっと明確に成算を持てなかったのでやらなかったんですけど、もしかしたらよくなかったかもしれないです。

 ――封じ手の判断は。

 ◆封じ手のところはもう悪いと思って、多分その前に問題があったと思います。

 ――2日目はどういう組み立てを考えたか。

 ◆苦しい局面なので、どのくらい頑張れるかというところですけど、ちょっとずつ苦しいかなとは思いますね。

藤井王将との対局「勉強になった」

 ――2勝4敗のシリーズを振り返って。

 ◆いろいろやってはみたんですけど、もうちょっと全体的に指し手の正確さというか、精度を上げないといけないなということを感じたシリーズでしたね。

 ――藤井王将との初めてのタイトル戦を6局戦ってみて、これまでの対局との違いは。

 ◆いろいろな変化とか読み筋とかがたくさん出てくるので、そこは対局していて大変なところでもありましたけど、非常に勉強になったところもあったシリーズでした。

 ――タイトル100期を期待する声があるが、今期6局戦って手応えは。

 ◆自分自身の至らないところ、足りないところを改善して、また次に臨めたらいいなと思っています。

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