starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

藤井が強手連発、検討陣驚き 緊迫の終盤戦のさなか昼食休憩 王将戦


 島根県大田市の国民宿舎さんべ荘で行われている第72期ALSOK杯王将戦七番勝負の第5局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)は26日午後0時半、昼食休憩に入った。藤井聡太王将(20)の大駒3枚が挑戦者・羽生善治九段(52)の玉に迫る緊迫した終盤戦に入っている。残り時間は藤井王将2時間39分、羽生九段2時間26分。午後1時半再開。

 「横歩取り」の乱戦となり、羽生九段の封じ手(5三桂成に対する同玉)以降も藤井王将が羽生九段の飛車を取り、羽生九段は相手の桂2枚を手にする2枚替えに。「2枚替えなら歩ともせよ」の格言があるが、立会の福崎文吾九段は「2枚の桂馬が使いにくく、本局では飛車の価値が大きい」との判定。

 60手目、羽生九段は2四歩と藤井王将の飛車の頭に歩を打った。藤井王将は37分の考慮で8五に飛車を転回。ただ、直射する羽生九段の8一の桂馬は7三に飛車当たりで跳ねて逃げることができる。解説の西川和宏六段は「この後の6五桂も後手にとって味が良い手になるので、8五飛を選べる棋士は他にはいないのでは」と驚きの声を上げた。

 羽生九段が桂馬を敵陣に向けて跳躍させる間に藤井王将は竜を作り、角と飛車も打ち込んで、ぐいぐい羽生九段の玉に迫る。予想を覆す強手の連発に検討陣から「どれだけ(深く)読んでいるのか」と感嘆の声が上がった。【新土居仁昌、丸山進】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.