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狛江の強盗殺人 実行役とみられる容疑者ら2人逮捕 警視庁


 東京都狛江市の住宅で住人の大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件に関与した疑いが強まったとして、警視庁調布署捜査本部は22日、埼玉県川口市の野村広之容疑者を強盗殺人と住居侵入容疑で逮捕した。また、野村容疑者らにレンタカーを用意したとして福島聖悟容疑者(34)も強盗殺人ほう助の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。

 捜査本部はこのほか、昨年12月に東京都中野区で起きた強盗傷害事件に関与した疑いですでに逮捕、起訴されている金沢市の永田陸人被告(21)と、別事件で石川県警に逮捕されている男子大学生(19)についても強盗殺人と住居侵入容疑で22日に逮捕する方針。

 捜査関係者によると、狛江市の事件が起きた翌日の1月20日、東京都足立区内で容疑者らが事件で使用したとみられるレンタカーが見つかった際、永田被告はすぐそばにいて身柄を確保された。車内からは大塩さんの血痕が付いた手袋が見つかり、手袋からは永田被告のDNA型が検出された。また、大学生の学生証があったほか、大塩さんの同居家族の高級腕時計3本や、大塩さん宅住所が書かれた宅配伝票、結束バンドなども発見された。

 このレンタカーは1月18日、福島容疑者名義で都内で借りられていた。捜査本部が防犯カメラ画像などからレンタカーの動きをたどったところ、永田被告と野村容疑者、大学生が事件前に同乗していたことが判明。また、事件当時、3人が現場付近にいたことも確認されているという。

 事件は1月19日午後5時過ぎに発覚。千葉県警から「この家が強盗に狙われている」との情報提供を受けて警視庁の警察官が駆けつけたところ、地下1階で血を流して倒れている大塩さんを発見した。大塩さんは両手を結束バンドで縛られ、全身に殴られたような痕があった。

 司法解剖の結果、死因は多発外傷とみられ、死亡推定時刻は同日正午ごろとされる。大塩さんはこの日、午前11時ごろに外出先から帰宅しており、帰宅後1時間以内に襲われたとみられている。住宅内は地下1階から2階まで物色された跡があり、室内からは4種類の足跡が見つかった。

 全国で相次ぐ強盗事件は「ルフィ」や「キム」を名乗る人物が指示役として関与し、実行役に携帯電話で指示を出していた疑いが強く、捜査本部は指示役の特定も急いでいる。【木原真希、岩崎歩、鈴木拓也】

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