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漁業者「地元実情踏まえず」=「春から夏」処理水放出で―福島原発


 東京電力福島第1原発から出る処理水の海洋放出時期について、政府が「今年春から夏ごろ」と確認したことを受け、漁業関係者からは13日、憤る声が相次いだ。  相馬双葉漁業協同組合(福島県相馬市)の今野智光組合長(64)は「勝手に政府がそう言っているだけ。何を基準に関係者の理解を得たと考えるのか、全く分からない」と語気を強めた。  今野さんは、同漁協で操業する船の3分の2が沿岸漁業を営む小型船だと指摘。漁業者支援のため500億円の基金が創設されるが、「(基金の対象となる)燃料費や漁場開拓は主に大型船のプラスになる。小型船の多い地元の現状は踏まえられていない」と不信感を示した。  同県新地町の漁師、小野春雄さん(70)は「放出時期がいつになっても、風評被害の心配はなくならない」と話す。ここ数年で市場での取引価格が戻ってきたというが、「基金をいくら積んでも、風評被害が起きれば30年、40年後も漁業が続いてる未来が見えない」と憤った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕東京電力福島第1原発=2022年3月
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