「ばか公務員」と１１０番＝いたずら疑いで男書類送検―警視庁

　「ばか公務員」と不要な１１０番を繰り返したなどとして、警視庁多摩中央署は１０日、軽犯罪法違反容疑で、東京都多摩市の自称自営業の男（４３）を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。 　１０日は「１１０番の日」。いたずら電話などについて、同庁通信指令本部は「悪意のある通報は事件化していく」と注意を呼び掛けている。 　送検容疑は昨年６～１０月、「ばか公務員」「女無理。男に代わって」などと計８０回の不要な１１０番をして通信指令本部の業務を妨害したほか、１１月４日に１６回にわたり、同庁代表電話に「人を殺しちゃった」と虚偽通報した疑い。 　同日、発信情報などから男の自宅を割り出し、多摩中央署員が訪れたところ、いたずらを認めた。「１人暮らしで寂しかった。酒を飲むと気が大きくなる」と話しているという。　（了）【時事通信社】