東京消防庁が出初め式＝一斉放水、伝統はしご乗り披露

　東京消防庁の出初め式が６日午前、東京ビッグサイト（東京都江東区）で開かれた。東京五輪・パラリンピックの影響で昨年まで別会場で実施していたが、４年ぶりにビッグサイトに戻った。 　同庁職員や消防団員ら約２５００人が参加し、消防車両９９台、ヘリコプター３機などが出動。都民ら約４４００人の前でパレードや一斉放水が行われ、江戸消防記念会による伝統演技「はしご乗り」も披露された。 　関東大震災から９月で１００年。清水洋文消防総監は式辞で「昨年、首都直下地震の新たな被害想定が公表された。地域住民や消防団と連携し、地域防災力のさらなる向上に取り組む」と話した。 　首都直下地震を想定し、倒壊した建物から逃げ遅れた被災者の救助や、地震後にＮＢＣ（核・生物・化学）災害などが起きた際の救出、消火訓練も実施した。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕東京消防庁の出初め式で披露された「はしご乗り」＝６日午前、東京都江東区 〔写真説明〕東京消防庁の出初め式で披露された「はしご乗り」＝６日午前、東京都江東区 〔写真説明〕東京消防庁の出初め式で披露された「はしご乗り」＝６日午前、東京都江東区