２２年の気温、史上４位の高さ＝北海道は２番目―気象庁

　気象庁は４日、２０２２年の日本の年間平均気温（確定値）が１８９８年の統計開始以来、４番目に高かったと発表した。この平均気温は都市化の影響が小さい全国１５地点の観測データに基づき、２０年までの３０年平均値を０．６度上回った。 　統計史上最も高かったのは２０年で、２位が１９年、３位が２１年と、近年の高温傾向が目立っている。 　一方、全国１５３地点の観測に基づく２２年の地域別平均気温は、北日本（北海道・東北）が２０年までの３０年平均値を０．８度上回り、１９４６年の統計開始以来、２０年や２１年と並んで２番目に高かった。 　内訳では北海道が３０年平均値を０．９度、東北が０．６度上回り、北海道も２１年と並んで２番目に高かった。東、西日本は０．５度、沖縄・奄美地方は０．４度、それぞれ上回った。 　年間降水量は台風や前線の影響を受けやすかった沖縄・奄美が３０年平均値に比べて１４３％と多く、北日本も１０７％と多め。東日本は１００％で、西日本は８３％と少なかった。　（了）【時事通信社】