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中国空母「遼寧」、東シナ海に戻る=沖縄南方で発着艦320回確認―防衛省


 防衛省は2日、昨年12月中旬から沖縄南方の太平洋上で艦載機の発着艦を繰り返していた中国海軍の空母「遼寧」が、沖縄本島と宮古島の間の海域を北上し、東シナ海に戻ったと発表した。  同省によると、遼寧は他の艦艇と共に昨年12月16日、同海域を南下して太平洋に進出。同17~31日には沖大東島や北大東島周辺で艦載戦闘機や艦載ヘリの発着艦を計約320回繰り返した。訓練を終えたとみられ、1日夜、東シナ海方面に航行した。  遼寧の活動は300回以上の発着艦をした昨年5月以来。今回は行動範囲が拡大しており、防衛省は遠洋での運用能力向上を図ったとみている。一連の活動では、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進したほか、海自の護衛艦「ありあけ」などが警戒監視を行った。  同省はまた、中国軍の偵察型無人機「WZ―7」1機が1日から2日連続で、沖縄本島と宮古島の間を抜けるコースで東シナ海と太平洋を往復飛行したと発表。同型機の確認は初としている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕沖縄南方の太平洋などで計約320回以上の艦載機の発着艦をした中国海軍の空母「遼寧」(防衛省統合幕僚監部提供)
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