野党連合、「暫定政府」の解散可決＝グアイド氏の影響力低下へ―ベネズエラ

　【サンパウロ時事】南米ベネズエラで三権を掌握する反米左派マドゥロ大統領に対抗し、独自の「国会」を運営する野党連合は２２日、グアイド「暫定大統領」が率いる暫定政府を解散する案を賛成多数で可決した。来週開かれる第２回投票で再可決されれば、２０２４年にも実施される大統領選を前に、グアイド氏の影響力は大きくそがれることになる。 　議員１０４人中７２人が解散案に賛成。米政府などの後押しで４年にわたり野党をまとめてきたグアイド氏は、「暫定大統領」と「国会」の任期を１年延長する案を提出したが、賛成は２０票余りしか集まらなかった。　【時事通信社】 〔写真説明〕ベネズエラのグアイド「暫定大統領」＝９月１６日、カラカス（ＡＦＰ時事）