イチゴの独自品種「ゆうやけベリー」＝福島県〔地域〕

　福島市のイオン福島店で、県独自品種のイチゴ「ゆうやけベリー」のデビューイベントが行われた。甘みと香りが強く、だいだい色のような鮮やかな赤と大粒の実が特徴。県は新品種のＰＲに力を入れている。 　県内で主流の「とちおとめ」と比較し、寒さや病気に強く栽培しやすい。１２月上旬から出荷でき、高価格での販売も期待できる。今年度は１４農家０．６ヘクタールで栽培。県内の直売所や道の駅などで販売する。県は２０２５年度までに１０ヘクタールへ作付面積を増やし、県外流通を目指す。 　内堀雅雄知事は「全国に食べてもらえるようトップセールスしたい」と強調。生産農家の神田勇雄さんも「愛されるイチゴになればうれしい」と語った。　（了）【時事通信社】