アパート火災で男性死亡＝直前に不審な通報、外傷なし―警視庁

　２２日午前９時４０分ごろ、東京都大田区西六郷のアパート２階で火災があり、約１０平方メートルを焼いた。警視庁蒲田署などによると、５０～６０代とみられる男性２人が病院に搬送され、うち１人の死亡が確認された。もう１人は命に別条はなかった。 　火災の直前、アパートの大まかな位置を告げた上で「人が死んでいるかもしれない」という趣旨の不審な通報があったといい、同署は事件の可能性もあるとみて通報者の特定などを急いでいる。 　同署によると、２人は知人同士で、死亡した男性はアパートの住民とみられる。いずれも室内で倒れた状態で見つかり、目立った外傷はなかったという。　 　通報を受けた同署員が近辺を警戒していたところ、アパートから煙が出ているのを見つけ、１１９番した。 　現場は京浜急行雑色駅から西に約４００メートルの住宅街。（了）【時事通信社】