勾留男性死亡、愛知県警が謝罪＝父親が記者会見―岡崎署

　愛知県警岡崎署（同県岡崎市）の留置場で勾留中の無職男性（４３）が死亡した問題で、県警本部の留置管理課長ら４人が１７日、男性の父親と面会して謝罪した。調査の具体的状況や特別公務員暴行陵虐容疑で同署を家宅捜索したことなどについても説明したとみられる。父親が終了後、記者会見し明らかにした。 　県警関係者によると、岡崎署幹部を含めた複数の署員が、身体を拘束された状態の男性に蹴るなどの暴行を加えた疑いがある。男性には精神疾患があったが、延べ約１４０時間以上拘束され、持病の糖尿病の薬も与えられていなかったとみられる。　 　男性は１１月２５日、公務執行妨害容疑で逮捕され、岡崎署に勾留された。大声を出して暴れたため２８日に保護室に収容され、ベルト手錠と捕縄で両手足を拘束された。今月４日未明に室内で動かなくなっているのが見つかり、搬送先の病院で死亡した。死因は腎不全だった。（了）【時事通信社】