堺市立小職員、横領容疑で逮捕＝給食費など被害１０００万円か―大阪府警

　保護者から集めた学校給食費などを着服したとして、大阪府警西堺署は５日、業務上横領容疑で、堺市立浜寺石津小の事務職員長谷川将司容疑者（３５）＝同市西区鳳北町＝を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。 　市教育委員会によると、被害額は約１０００万円に上るという。横領した金は競馬や生活費などに充てていた。 　逮捕容疑は６月、保護者から集めた給食費や修学旅行の積立金などを保管する校長管理の預金口座から、現金計約２０５万円を引き出し、横領した疑い。 　同署などによると、長谷川容疑者は２０１６年４月から同校に勤務し、徴収金の管理を１人で担当。業者への支払いには校長の決裁が必要だが、校長は口頭での報告だけで許可していたという。 　長谷川容疑者が１０月下旬、校長に横領を申告。同署は１１月３０日に市教委の告発を受理していた。 　粟井明彦・堺市教育長の話　言語道断な行為だ。再発防止に取り組み、信頼回復に努める。　（了）【時事通信社】