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妊婦51%、ワクチンに消極的=新型コロナ、副反応懸念―成育医療研など


 新型コロナウイルスワクチンについて、妊婦の約51%が接種に消極的なことが3日、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)などの調査で分かった。副反応への懸念を挙げる声が多く、調査の担当者は「流行の第8波に備え、正確な情報を基に接種を判断してほしい」と話している。  同センターなどは2021年夏、全国の妊婦ら1万人を対象にワクチンに関するインターネット調査を実施。7327人から有効回答を得た。  調査では、妊婦の51.1%が「打ちたくない・様子を見てから決めたい」と回答。「まだ打っていないが、打ちたい」は35.6%だった。2歳以下の子を持つ母親では「打ちたくない」が32.0%、「打ちたい」が41.7%だった。  打ちたくない理由としては、妊婦・母親ともに、副反応への心配が最多だった。「胎児への影響が心配」「ワクチンの成分が信用できない」などの回答も多かった。  妊婦への接種を巡っては、当初は予防接種法上の努力義務はなかったが、今年2月から適用されるようになった。調査に携わった同センターの石塚一枝研究員は「ワクチンには根拠があやふやな情報も多い。国や医療従事者らは効果や副反応などについて正しい情報を分かりやすく伝える必要がある」と指摘している。 (了) 【時事通信社】
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