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子どもの転落事故防ぐには=「ベランダに物置かない」―補助錠も有効・専門家


 子どもがマンションのベランダなどから転落して亡くなる事故が相次いでいる。今月に入って、全国で男児3人が犠牲となった。幼い命を守るため、専門家は「ベランダに物を置かない」など防止策の徹底を呼び掛けている。  千葉市美浜区で2日、タワーマンションの25階に住む男児(2)が1階エントランスの屋根部分に転落して死亡する事故が起きた。5日には大阪府豊中市で、マンション4階に住む男児(2)が亡くなり、部屋の窓から落ちた可能性がある。青森県八戸市では13日、市営住宅の10階で暮らす男児(4)が死亡。ベランダには男児が室内から持ち出したとされる椅子が置かれており、そこに乗って外に落ちたとみられる。  厚生労働省の人口動態調査によると、建物から転落して死亡した事故は2021年までの10年間で4716件に上る。消費者庁が同調査を基に分析したところ、16~20年の4歳以下の転落死亡事故は14件で、場所別では「ベランダ」が8件、「窓」が2件、「不明・その他」が4件だった。  同庁の担当者は「年齢が上がるごとに行動範囲が広がるだけでなく、興味や関心を持つものも多くなり転落の危険性も高まる」と話す。転落防止策として、子どもの手の届かない位置に補助錠を付ける▽窓やベランダ付近に足場となる物を置かない▽小さな子どもだけを家に残して外出しない―などを挙げる。  子どもの事故防止に詳しい日本大理工学部の八藤後猛特任教授は「保護者が24時間365日、(子どもから)目を離さないというのは無理だ」と指摘。その上で「(ベランダや窓際に)椅子や鉢植えなど足場になる物を置かないことが大切」と強調した。 (了) 【時事通信社】
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