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真摯な努力で「デュエル王」に=攻守の要、戦う姿勢貫く―サッカーW杯・遠藤選手


 サッカーワールドカップ(W杯)日本代表で攻守の要となる遠藤航選手(29)は、1対1でのボールの奪い合いに強く「デュエル(決闘)王」の異名を持つ。父周作さん(56)は「航より上手な子はいっぱいいた」と話すが、サッカーへの真摯(しんし)な姿勢と努力は幼少期から一貫して変わらないという。  遠藤選手は小学1年生で横浜市の南戸塚サッカークラブに入った。目立った存在ではなく、3度受けた横浜F・マリノスの育成組織は落選。周作さんは「絶対受からないと思ったが、上手な子がたくさんいることを知ってほしかった」と語る。  ただ、デュエル王の原点はこの頃にあった。同クラブのコーチでもあった周作さんは「チーム戦術は中学から学べばいい」と考えていた。「小学生の間は1対1ばかり、『絶対に負けるな』とやっていた」という。  遠藤選手のサッカーへの姿勢は目を見張るものがあった。中学では部活の朝練に行き、放課後の練習を終え家に帰ると、ストレッチをして、ヨーロッパの試合を見ながらまたサッカーの勉強をする。わが子ながら「頭が下がった」  コツコツと努力を続けていた遠藤選手が飛躍のきっかけをつかんだのは、中学2年で参加した湘南ベルマーレユースの練習会だった。  練習会から帰った遠藤選手は、高校生3年生を相手に「通用しなかった」と言いつつ、「やれないことはない。まずはフィジカルだ」と宣言。弁当の他におにぎりを三つほど持っていくようになり、筋力トレーニングにも励んだ。  積み重ねた努力が開花し始め、高校進学と同時に湘南ユースへ加入。初めてトップチームと練習した時も「今は全然だけど、どうにもならないレベルじゃない」とへこむ様子はなかった。  周作さんは「努力して乗り越えることをずっと繰り返してきた。努力し続けられることが偉いところ」と、遠藤選手の長所を説明する。  航という名前には、「海外に出て輝け」という思いが込められている。「攻守とも鍵になる。勇敢に戦ってほしい」。決勝トーナメント進出を懸けたスペイン戦は来月2日(日本時間)に迫っている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕サッカーW杯代表・遠藤航選手の父周作さん=9月1日、山梨県北杜市 〔写真説明〕小学生時代のサッカーW杯代表・遠藤航選手(右)=2003年12月撮影(父周作さん提供) 〔写真説明〕中学時代のサッカーW杯代表・遠藤航選手(中央)=2007年12月撮影(父周作さん提供)
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