ビッグベン、５年ぶり「復活」＝改修終え街に鐘の音―ロンドン

　【ロンドン時事】「ビッグベン」の愛称で親しまれている英議会議事堂の時計塔が１３日、改修工事を終え、約５年ぶりに鐘の音がロンドンの街に時を告げ始めた。 　テムズ川沿いに立つビッグベンは、１８５９年に完成。約１６０年に及ぶ歴史で最大規模となる改修工事のため、２０１７年８月から特別な行事を除いて鐘も沈黙していた。英メディアによると、改修費用は８０００万ポンド（約１３２億円）に上る。 　戦没者追悼の日曜日に当たる１３日は、午前１１時（日本時間同日午後８時）に鐘が１１回打ち鳴らされ、２分間の黙とう開始を知らせた。その後は改修前と同様、１５分に１度小さな鐘、１時間に１度大きな鐘を響かせる。来年には時計塔内の見学ツアーも再開される予定だ。　【時事通信社】 〔写真説明〕英議会議事堂の時計塔「ビッグベン」＝１０月１１日、ロンドン（ＡＦＰ時事）