結果判明のめど立たず＝米中間選挙、開票作業続く

　【ワシントン時事】８日投票の米中間選挙は、１１日も開票作業が続いた。連邦議会下院では、野党・共和党がリードし、過半数に迫っている。ただ、開票作業は一部の州で特に遅れており、結果判明のめどは依然立っていない。 　下院は全４３５議席が改選。ＣＮＮテレビによると、米東部時間１１日午後５時（日本時間１２日午前７時）時点では、共和党が２１１議席、与党・民主党が１９９議席となっている。共和党は過半数まであと７議席だが、残る２５議席のうち多くの選挙区で両党候補が激しく競り合っている。 　一方、上院は全１００議席のうち３５議席が改選。非改選を含めて共和党が４９議席、民主党が４８議席と大接戦となっている。残る３議席のうち、ジョージア州の議席は１２月に決選投票が実施される。 　アリゾナ州の一部の郡では大量の郵便投票の集計に手間取っており、投票日の消印がある郵便投票の開票作業に１１日に着手したところだという。ＣＮＮによると、選挙運営の責任者は「週明けには集計が終わるだろう」との見通しを示した。　【時事通信社】 〔写真説明〕１１日、米アリゾナ州フェニックスで、郵便投票の開票作業に当たる選管スタッフ（ＡＦＰ時事）