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噴煙高度57キロ、観測史上最高=1月のトンガ海底火山噴火―英大学など


 南太平洋・トンガ諸島の海底火山「フンガトンガ・フンガハアパイ火山」が1月15日に噴火した際、噴煙の高さは57キロに達したことが日米韓の静止気象衛星の観測データで分かった。英オックスフォード大などの研究チームが4日付の米科学誌サイエンスに発表した。観測史上最高で、地球大気の対流圏や成層圏を突き抜け、中間圏に到達していた。  今後は噴煙がなぜこれほど高く上昇したかや、中間圏に達した物質の構成などの解明が課題になるという。  研究チームによると、1991年のフィリピン・ピナトゥボ火山噴火では噴煙の高さが40キロとされる。しかし、当時は衛星観測が現在ほど充実していなかったため、実際はもっと高かった可能性がある。  噴煙の高さを衛星で調べる際、通常は大気より高温な部分の上端を赤外線で観測する。ただ、成層圏の半ばより高くなると、気温がオゾンの影響で次第に高くなるため、この方法が使えない。  このため、赤道上空約3万6000キロに位置する静止気象衛星のうち、火山から西側にある日本のひまわり8号と韓国の千里眼2A号、東側にある米ゴーズ17号の可視光と赤外線の観測データを総合して、噴煙の最高高度を導き出した。 (了)【時事通信社】
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