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首里城再建、本格化へ=来月初旬に正殿着工―31日で火災3年・沖縄


 那覇市の首里城が炎上し、正殿などが焼失した火災から31日で3年となった。全焼した正殿は11月3日に起工式が行われ、再建に向けた作業が本格化する。新しい正殿は最新式の防火設備を取り入れ、2026年秋の完成を予定。国と沖縄県は再建の過程も公開することで、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ観光の回復を目指す。  起工式に向け、29日には正殿に使われる材木が産地の沖縄本島北部・国頭村を出発。材木を運ぶ際にはパレードが実施され、沿道には大勢の人が詰め掛けた。  正殿の復元作業は国が主導する。内閣府によると、復元費用は総額約120億円で、平成の復元時の約33億円を大幅に上回る。防火対策強化のための費用や木材の仕入れ値上昇などが影響しているという。  再建は平成時の復元をほぼ踏襲する形で行われるが、焼失前の正殿にはスプリンクラーが設置されていないなど、防火対策が不十分だったことも火災拡大の要因となった。このため今回は、最先端の自動火災報知設備や、消火用の水を城郭内に送るための連結送水管も導入し、万全の対策を取る構えだ。  火災直後から多く寄せられた県などへの寄付金は、9月末時点で約56億円に達した。県は正殿の木材調達や、約5.5万枚が必要とされる赤瓦の制作、「龍柱」など火災で損傷した彫刻の修繕に充てる考えを示している。  国や県はこれまで、焼失後の遺構や彫刻の補修状況などを積極的に公開し、「見せる復興」を進めてきた。正殿の再建作業でも、現場周囲に見学デッキを設置して公開する。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕大きく炎を上げて燃える首里城=2019年10月31日、那覇市 〔写真説明〕現在の首里城公園。中央の灰色の建物は正殿があった場所=8月28日(内閣府沖縄総合事務局提供)
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