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マスク氏、試される辣腕=SNSに成熟市場の壁―ツイッター買収


 【シリコンバレー時事】米電気自動車(EV)大手テスラを育てた実業家イーロン・マスク氏が、ツイッターを買収した。インターネット交流サイト(SNS)を軸にサービスの多角化を図り、ツイッターの「慢性赤字」を脱する考えだ。ただSNS市場は成熟し、広告収入に頼るビジネスモデルは厳しさを増している。苦境の打開へマスク氏の辣腕(らつわん)が試されている。  「潜在力の大きさは桁違いだ」。マスク氏はテスラの決算でツイッターについて質問され、こう強調した。ツイッターを「デジタルな街の広場」と形容し、重要な言論の場と位置付ける。  ただツイッターは2013年の株式上場以来、赤字がほぼ常態化。利用者数もメタ(旧フェイスブック)などに水をあけられ、広告シェアの低さが収益力の弱さにつながっていると指摘されてきた。  各国に景気後退が忍び寄る中で、広告収入への依存度が高いメタやグーグルの親会社アルファベットは業績が悪化。ツイッターも逆風にさらされるのは必至だ。  マスク氏は2000年代に、決済大手ペイパルの売却資金を元手として宇宙企業スペースXやテスラを創業。環境問題といった地球規模の課題に焦点を当てて事業を興す「先見の明」で世界一の大富豪になった。  だが、スマートフォンの普及とともに拡大したSNS市場は成熟期にあり、ライバル企業のメタは仮想空間事業の開発など「次の一手」を打ち始めている。マスク氏はツイッターを非上場企業にした上で、一つのアプリで幅広いサービスを提供する「エブリシング・アプリ」の展開を目指すが、新たなビジネスモデルで競争を勝ち抜くことは容易ではない。 【時事通信社】 〔写真説明〕米実業家イーロン・マスク氏(AFP時事) 〔写真説明〕米ツイッター本社の看板=28日、カリフォルニア州サンフランシスコ(AFP時事)
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