starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ADK前社長、全面争う構え=共謀否定「正当なコンサル料」―五輪汚職


 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、広告大手ADKホールディングス前社長、植野伸一容疑者(68)=贈賄容疑で逮捕=が東京地検特捜部の調べに、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=への資金提供について「正当なコンサルタント料だった」などと容疑を否認していることが21日、関係者への取材で分かった。部下との共謀を否定し、「全てを賄賂とするには多額で、五輪事業の対価に見合わない」として、全面的に争う構えだという。  植野容疑者は同社元統括部長の久松茂治(63)、元統括部長補佐の多田俊明(60)両容疑者と共謀し、電通を支援する販売協力代理店としてスポンサー契約業務に関われるよう高橋容疑者に依頼し、賄賂を渡した疑いが持たれている。高橋容疑者は受託収賄罪の公訴時効(5年)が経過していない計約4700万円を受領したとされ、植野容疑者らは贈賄罪の時効(3年)に掛からないコンサル料名目の計約1400万円分で逮捕された。  関係者によると、植野容疑者が2013年3月に旧アサツーディ・ケイ社長に就任した数カ月後、同社は高橋容疑者が会長を務める「コモンズ」と契約を結び、コンサル料として月50万円を支出。22年1月までに計約5000万円を提供した。  18年には駐車場大手パーク24のスポンサー契約に関わり、電通から再委託料約4000万円を得た。同12月、半額の約2000万円を高橋容疑者に指定された休眠会社「アミューズ」(解散)名義の口座に送金した。  特捜部の調べに、植野容疑者はコンサル料名目の支出に関し「アーバンスポーツ大会を事業の柱とするためのアドバイス料だった。違法性があるとの報告も受けていない」と主張。アミューズへの資金提供は「捜査を受けるまで知らなかった」と説明している。 (了)【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.