仁淀川のアユをランチで＝高知県日高村〔地域〕

　日高村観光協会（高知県日高村）は、村内の施設「集落活動センターミライエ」で、村内を流れる１級河川「仁淀川」の天然アユを用いたランチの提供を始めた。全３種類が用意されており、魚の代わりに野菜やシイタケなどを使用する県の郷土料理「田舎寿司」などとセットで楽しめる。１日当たり５膳までの限定メニューという。 　同協会によると、以前から、日高村でアユの定食が食べられる店はないかという問い合わせが相次いでいた。そこで、食事を提供しているミライエと、アユの塩焼きを出す観光遊覧船の「屋形船仁淀川」とによる提携を企画した。 　アユは、屋形船仁淀川が夜間に船上で火をたいて行う「火振漁」で捕ったもので、炭火で塩焼きにする。 　試食した藤田浩副村長は「（焼き上がったアユは）きれいで、食べるのがもったいないくらい。身は熟しており、炭火であぶっているのが香ばしい」と舌鼓を打った。　（了）【時事通信社】