サッカー場で暴動、１２９人死亡＝日本人選手も出場―インドネシア東ジャワ州

　【ジャカルタ時事】インドネシアの地元メディアによると、東ジャワ州マランのサッカー・スタジアムで１日、試合終了後に暴動が起き、警官２人を含む１２９人が死亡、約１８０人が負傷した。負けたチームのサポーターがグラウンドになだれ込んだため、警察が催涙ガスを発射し、一つしかない出口に観客が殺到、多くが窒息死したという。 　スタジアムではインドネシアのプロサッカーリーグ、アレマ・クロノス対ペルセバヤ・スラバヤ戦が行われ、地元アレマが２―３で敗れた。警察によると、アレマは２３年間、このスタジアムでペルセバヤに負けたことがなかった。試合には日本人選手２人が出場し、ペルセバヤの山本奨選手が決勝ゴールを決めた。　【時事通信社】 〔写真説明〕２日、暴動から一夜明けたインドネシア東ジャワ州マランのサッカー場前に残された、放火された車（ＡＦＰ時事） 〔写真説明〕１日、インドネシア東ジャワ州マランのサッカー場で暴動が起き、負傷者を運ぶ人々（ＡＦＰ時事）