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落語への愛、語り続け=最期まで執念―三遊亭円楽さん


 「考えたら、すごい芸能ですよ。たった一人でもって座布団の上で小宇宙ができる。こんなエンターテインメントないでしょ」「笑うだけじゃなく、義理人情や優しさ、夫婦愛、兄弟愛…。日本人の忘れ物、いいところが全部あるんだ」  三遊亭円楽さんと言えば人気番組「笑点」で確立し、自らも笑いのネタにしていた「腹黒」「毒舌」のイメージ。だが、記者会見などの場で印象に残るのは、とうとうと落語への信頼と愛情を語る姿。「どれだけ落語に恩返しができるか」と口癖のように話していた。  落語イベントなどに出席した際も、求められれば快く取材に応じた。「落語に目を向けてもらうきっかけになれば」との思いからと語っていた。  今年1月に脳梗塞で入院。復帰を果たした8月11日の高座では「みっともなくてもいいから、死ぬまで(落語を)やります」と涙をにじませ、声を振り絞った。終演後の会見でも「本当に駄目だと思ったらやめるけど、それまではしがみついてみようと思う」と執念を見せ、「落語に関わる仕事があれば演芸プロデューサー、コーディネーター、何でもいい。誰かに車いす押してもらって、あちこちに落語を聞きに行こうと思っている」。落語愛を語り続けた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕東京都墨田区の木母寺「三遊塚」を参拝した三遊亭円楽さん(右)。左は三遊亭円橘さん=2021年7月 〔写真説明〕脳梗塞の闘病から高座復帰を果たし、終演後会見する三遊亭円楽さん=8月11日、東京都千代田区の国立演芸場
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