安全装置の仕様検討へ＝バス置き去り防止―国交省

　静岡県牧之原市の認定こども園に通う女児（３）が通園バスに置き去りにされ死亡した事件を受け、政府が設置義務化を決めた置き去り防止の安全装置について、国土交通省は３０日、性能や要件などの仕様を検討すると発表した。 　学識経験者や、自動車や装置メーカーの担当者らで構成するワーキンググループを立ち上げ、安全装置の仕様を定めたガイドラインを作成する。１０月４日に初会合を開き、年内の完成を目指す。 　安全装置は、取り残された子どもを感知するセンサーや、エンジン停止後に車内で警告音が鳴り目視で確認を促すものなどがある。同省はガイドラインで、最低限必要な性能や不適当な装置の基準を示す方針。　 　ガイドライン策定後は、個別の商品についても性能や特徴を提示し、設置者が適切な装置を選べるよう後押しする方針。（了）【時事通信社】