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フィッシュ&チップス店半減?=ウクライナ侵攻、国民食直撃―英


 【ロンドン時事】英国を代表する国民食のフィッシュ・アンド・チップスをインフレが直撃している。ロシアのウクライナ侵攻などをきっかけに原材料価格が高騰し、採算が悪化する店が続出。業界団体は、国内店舗の半数が廃業に追い込まれる恐れがあると苦境を訴えている。  油で揚げたタラなどの白身魚にフライドポテトを添えたフィッシュ・アンド・チップスは、手頃な価格で胃袋を満たせるファストフードとして庶民に愛されてきた。だが、ウクライナ侵攻などを機に魚やジャガイモ、食用油といった食材の価格が高騰。ロシア産の白身魚に35%の追加関税を課す英政府の対ロ制裁措置も値上がりに拍車を掛けた。  業界団体「全国フィッシュ・フライヤーズ連盟」は、こうした状況が続けばフィッシュ・アンド・チップスの国内平均価格が現在の8.5ポンド(約1380円)から3割以上も高くなると推計。約40年ぶりの急激な物価高で家計負担が増す中、フィッシュ・アンド・チップス離れが進むことに危機感を募らせる。  同連盟のクルック会長は英メディアに対し、「国内にある約1万店のうち、5000店が廃業する恐れがある」と強調。「業界の160年の歴史で最大の危機だ」として、政府に税負担の軽減などの支援を呼び掛けた。 【時事通信社】 〔写真説明〕イギリスを代表する料理「フィッシュ・アンド・チップス」=2015年1月、ロンドン(AFP時事)
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