国道８号で土砂流入相次ぐ＝車一時１２０台立ち往生―福井・南越前町

　大雨の影響で、福井県南越前町の国道８号では５日、土砂流入などが相次ぎ、一時約１２０台の車が立ち往生した。福井河川国道事務所は復旧に向け、土砂の撤去作業などを進めている。 　同事務所によると、５日午前、国道８号の大谷第２トンネルから敦賀トンネルまでの約３キロの間で、土砂流入や斜面の崩落などが６カ所で発生。同日午後６時時点で、約９０台は現場から退避したが、約３０台が立ち往生している。 　同事務所は残された車に乗っていた人のため、宿泊施設や送迎車を確保した。土砂に埋もれた車はないが、体調不良を訴え搬送された人がいるという。　 　県は同日、同町に災害救助法の適用を決めた。（了）【時事通信社】