あめつち、因美線で初運行＝鳥取市〔地域〕

　ＪＲ西日本の観光列車「あめつち」が、初めて因美線の鳥取―津山（岡山県）間で運行されるのに伴い、鳥取市にある鳥取駅で出発式が開かれた。ＪＲ西などが取り組む大型観光企画「岡山デスティネーションキャンペーン」の一環。 　「あめつち」は２０１８年７月に運行開始。通常、鳥取―出雲市（島根県）間を運行しているが、山陰や岡山への観光誘客につなげようと、因美線内を走らせることになった。 　式典で、ＪＲ西米子支社の佐伯祥一支社長は観光列車などを活用し、「関係人口の拡大につなげたい」と強調。鳥取県の平井伸治知事は「因美線は乗客数が少ないと指摘されている路線。われわれも観光の旅を後押ししたい」と意気込んだ。　（了）【時事通信社】