北朝鮮、２年連続マイナス成長＝２１年は０．１％減―韓国銀行推計

　【ソウル時事】韓国銀行（中央銀行）は２７日、２０２１年の北朝鮮の国内総生産（ＧＤＰ）の推計値を発表した。物価変動の影響を除いた実質ＧＤＰは前年比０．１％減。新型コロナウイルス感染症対策の国境封鎖や経済制裁の影響で２年連続のマイナス成長となったが、４．５％減だった２０年より下げ幅は改善した。 　国境封鎖で中国との人や物の移動を制限したことで、鉱工業が６．５％減と大きく落ち込んだ。サービス業も０．４％減った。一方で、農林漁業は６．２％増。２０年は水害などの影響で７．６％減だったが、気象条件の改善で増加に転じた。電気・ガス・水道事業も６．０％増えた。　【時事通信社】