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「歴史上の話、再び現実に」=沖縄戦体験聞いたウクライナ避難者


 ウクライナから戦火を逃れて沖縄県に避難した女子高校生と女子大学生3人が今月、太平洋戦争末期の沖縄戦経験者と会い、当時の話を聞いた。自身の経験と照らし合わせ「『第2次世界大戦は歴史上の話で、もう起きることはない』と思われていたのに、戦争は再び起きている。信じられない」と悲しげな表情を見せた。  3人は、カトリーナ・シェフチェンコさん(18)、ソフィア・グルチュクさん(20)、ヤーナ・シュマクさん(21)。それぞれウクライナ東部と西部の町に住んでいたが、ロシアが攻撃を始めてすぐ家族と離れ、親族を頼りながら国内外の安全な場所に避難した。日本が好きで日本語や文化を勉強していたこともあり、攻撃が激しくなったのを機に安全に勉強できる日本の学校を探し、5月に来日。現在沖縄市のホテルに滞在し、来月から公営住宅に住む予定だ。  沖縄戦にも関心があった3人は6月17日、北中城村のデイサービス施設を訪れ、沖縄戦を経験した約10人の高齢者から話を聞いた。高齢者は「『米兵に捕まると、ひどい目に遭う』と日本兵に言われ、自決をした民間人がいた」などと証言した。  この発言にシュマクさんは衝撃を受けた。今のロシア人もトップが絶対的に正しいと思い込まされていると話し、「当時の沖縄の人も、今のロシア人と同様にプロパガンダを信じていた」と共通点を感じた。  3人ともかつて敵国だったが今は同盟関係にある日米両国と比べ、ロシアによる攻撃が一方的で残虐なことから、ウクライナとロシアの関係が良くなる可能性は今後もないと断言した。シュマクさんは「ウクライナの未来は、ロシアと一切関わらずにつくっていく」と訴えた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕沖縄戦経験者から話を聞くウクライナからの避難者。カトリーナ・シェフチェンコさん(左端)、ソフィア・グルチュクさん(左から2人目)、ヤーナ・シュマクさん(同3人目)=17日、沖縄県北中城村
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