ウクライナ避難民支援で基金＝目標１０億円、寄付募る―日本財団

　日本財団は１３日、来日したウクライナ避難民の生活を支援するための基金を設置したと発表した。９月３０日まで１０億円を目標に寄付を募る。 　避難民の滞在が長期化することを想定し、日本語学習や生活に必要な物資の配布、花火大会など地域交流イベントへの参加費に充てる。記者会見した笹川順平常務理事は「ちょっとした募金で気持ちが伝わる。（基金を）最大限有効活用していただければ」と期待を寄せた。会見には米国のエマニュエル大使とウクライナのコルスンスキー大使も同席し、日本の支援に感謝を示した。 　ウクライナのハリコフから家族で避難してきたというビラ・オクサナさん（４９）は「日本語を学び、ウクライナ人を支えてくれている日本人に役に立つことをしたい」と話した。 　問い合わせは日本財団寄付総合窓口まで。電話は平日午前９時～午後５時、０１２０（５３３）２３６。　（了）【時事通信社】