「人生で一度きり」に興奮＝英女王祝賀パレード

　【ロンドン時事】エリザベス英女王の在位７０年（プラチナ・ジュビリー）の記念パレードには、大勢の見物人が詰めかけた。ロンドン中心部のバッキンガム宮殿周辺は、２日早朝から英国旗を手にした人々でごった返し、英国史上最長の女王の在位を祝った。 　ロンドン郊外に住むオリビア・ギルデイさん（６４）は、夫と連れ立って足を運んだ。「人生で一度きりのイベントで、とても興奮している。ここに来てお祝いすることができてうれしい」と話した。 　ドイツ出身のロクサーヌさん（２２）は「大勢の人々が喜んでいるのを見るのは素晴らしい」と語った。一方で「生活に苦しんでいる人も多い中、これほどの大金を祝賀行事に費やすのはどうか」と首をかしげる。 　オーストリアから観光で訪れたというリンダさんは「これほどの人混みを見たのは初めて。祝賀行事に興味はなかったが、あまりの混雑で目的地にたどり着けない」と途方に暮れた様子だった。　【時事通信社】 〔写真説明〕２日、ロンドンで、エリザベス英女王在位７０年のパレードを見物するために集まった王室ファン（ＥＰＡ時事）