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じわり感染増、警戒続く=米、コロナ死者100万人


 【ニューヨーク時事】米国の新型コロナウイルスによる死者が、世界で初めて100万人を超えた。1日当たりの死者数は減少傾向にあるものの、感染者数は4月に入って再び増加。市民の間には楽観的な雰囲気も漂うが、一部でマスク着用を求める動きが出るなど警戒も残る。  米政府は12日、新型コロナの死者が100万人に上り「悲劇的な節目」(バイデン大統領)を迎えたと発表。ジョンズ・ホプキンス大の集計でも17日、100万人を超えた。世界全体の死者は約628万人で、およそ6人に1人が米国で亡くなった計算だ。  米疾病対策センター(CDC)によれば、死者の75%が65歳以上の高齢者。2020、21両年の米国人の死因は、心臓病、がんに続き新型コロナが3番目に多かった。  米国では、世界保健機関(WHO)がパンデミック(世界的大流行)を宣言した20年3月ごろから感染が拡大。CDCによると、21年1月には連日3000人超(7日間平均)が死亡した。感染者数はワクチン普及や変異株流行で増減を繰り返し、オミクロン株の流行で22年1月末から2月上旬にかけては2600人超(同)が命を落とす日が続いた。  今月16日時点の1日当たりの死者数は約270人(同)で、オミクロン株流行ピーク時の1割程度にまで減少。マスク着用やワクチン接種証明などの規制は相次いで撤廃され、米ギャラップ社の最新の世論調査では、64%が「新型コロナに関する状況は改善している」と答えた。  だが、4月上旬に約2万5000人(同)にまで減った1日当たりの感染者数は、ここに来て約9万人に増加している。自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)やフォードは、ミシガン州の工場内でのマスク着用義務を再導入した。ニューヨーク市も17日、警戒レベルを上から2番目の「高い」に引き上げ、屋内でのマスク着用を呼び掛けた。  バイデン氏は12日の声明で「警戒を緩めず、できる限り多くの命を救うために、あらゆることをしなければならない」と強調。ワクチン供給や検査体制維持の重要性を訴えている。 【時事通信社】 〔写真説明〕マスク着用を呼び掛ける看板=17日、米ニューヨーク(EPA時事)
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