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海洋放出計画の審査書案了承=福島第1原発の処理水―規制委


 東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出について、原子力規制委員会は18日、必要な設備などを盛り込んだ東電の計画を妥当とした審査書案を了承した。意見公募を経て、正式に認可される見通し。  東電は認可され次第、地元自治体の了承を得た上でトンネルなど本体工事に着手し、2023年春までに放出に必要な設備を完成させる方針。ただ、風評被害への懸念は根強く、実際の放出に当たっては地元漁業者らの理解が必要となる。   東電は昨年12月、規制委に処理水の海洋放出計画の認可を申請。計画では、トリチウム濃度が国の基準値の40分の1未満になるよう海水で希釈し、新たに設置する海底トンネルを通じて約1キロ沖合に放出する。  海洋放出による放射線影響評価も実施し、国際原子力機関(IAEA)が定める安全基準などを大幅に下回るとした。  審査書案は、海洋放出計画について「廃炉に必要な施設のエリアが確保でき、将来的なリスク低減が図られる」と評価。設備面のほか、放出前の処理水の放射能濃度分析や、異常時の緊急停止手順など運用面も妥当と判断した。  福島第1原発では、1日当たり130トン(21年度)の放射能汚染水が発生。東電は、浄化後の処理水を保管するタンクが23年夏~秋ごろに満杯になる見通しを示している。(了)【時事通信社】
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