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ロシア、ウクライナ侵攻が裏目に=フィンランドのNATO加盟方針


 ロシアにとって、冷戦時代も中立を維持してきた隣国フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟は大きな打撃となる。ロシアはNATO拡大に反発し、加盟を目指すウクライナに侵攻したが、それがフィンランドなどの警戒心を高め、裏目に出る結果に。ただ、ロシアは加盟なら対抗措置を取ると強気の構えで、追い込まれて行動をエスカレートさせる恐れもある。  19世紀のフランス皇帝ナポレオンのロシア遠征や、第2次大戦時のナチス・ドイツによる侵攻といった歴史的経緯から、ロシアは周辺を友好国や中立国に囲まれることにこだわってきた。国境を長く接するフィンランドがNATOに加盟すれば、ロシアにとって大きな脅威だ。  フィンランドに加えてスウェーデンもNATO加盟に意欲的とされ、実現すればバルト海に面する国は、ロシアを除いて米主導の軍事同盟の一員となる。  ロシア外務省は12日の声明で、フィンランドがNATOに加盟すれば「安全保障に対する脅威を排除するため、軍事技術やその他の手段で対抗措置を取らざるを得なくなる」と警告した。対抗措置として懸念されるのが、バルト海周辺での核戦力の強化だ。  ロシアのメドベージェフ前首相は4月、北欧2カ国がNATOに加盟すれば「当然、国境は強化されなければならない」と主張。「バルト海周辺で核のない状態という話はあり得ない」と述べ、核配備の可能性を示唆している。ロシア大統領府によると、プーチン大統領が参加して開かれた13日の安全保障会議は、北欧2カ国のNATO加盟に向けた動きについて協議した。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領(中央左)とメドベージェフ首相(同右、当時)=2014年6月、モスクワ(EPA時事)
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