仏の「親欧州」継続歓迎＝マクロン大統領再選に祝意―ＥＵ

　【ブリュッセル時事】欧州連合（ＥＵ）のミシェル大統領は２４日、フランス大統領選の決選投票でマクロン大統領の再選が確実になったことを受け、直ちにツイッターに祝福の言葉を書き込んだ。「われわれはさらに５年間、フランスを頼りにできる」と強調した。ＥＵの結束や影響力拡大を重視するマクロン政権の「親欧州」路線継続を歓迎する姿勢を示した。 　ミシェル氏は「この激動の時代には、揺るぎない欧州と、ＥＵの主権を高めることに全面的に関与するフランスが必要だ」とも指摘した。 　ＥＵや北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）への関与に否定的な主張を続けてきた極右政党「国民連合（ＲＮ）」のルペン候補が勝利すれば、ウクライナに侵攻したロシアへの対応などで足並みが乱れる事態も懸念されていた。欧州各国には安堵（あんど）感が広がっている。 　フォンデアライエン欧州委員長もツイッターで「素晴らしい協力を続けられることをうれしく思う」と祝意を表明。「われわれは共に欧州とフランスを前進させる」と訴えた。　【時事通信社】