卓球金ペア母校に環境配慮アスファルト＝静岡県磐田市〔地域〕

　静岡県磐田市は、東京五輪の卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼、伊藤美誠両選手の母校、静岡県磐田市立磐田北小学校の中庭の一部で、環境に配慮したアスファルト舗装が行われ、完成式典が開かれた。アスファルトは花王と日本道路が寄贈。廃ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）を原料とする改質剤（花王が開発）を使用しており、耐久性に優れているという。 　寄贈されたアスファルトには、昨年１２月に同市内で開催された両選手の凱旋報告会で配られた清涼飲料水のペットボトルを回収し、製造した改質剤を配合した。式典に出席した草地博昭市長は「廃棄されるペットボトルを使ったアスファルトとの違いを子どもたちが身を持って感じられる。環境循環型社会について考えるきっかけになる」と喜んだ。　（了）【時事通信社】