通常ダイヤ、来月１３日から＝地震被害の東北新幹線―ＪＲ東

　３月の福島沖を震源とする地震で脱線事故が起き、今月１４日に全線再開した東北新幹線について、ＪＲ東日本は２０日、５月１３日から通常ダイヤに戻すと発表した。郡山―一ノ関間で速度を落とし、本数を通常の８～９割に減らす臨時ダイヤで運行していたが、安全確保の見通しが立ったという。　 　通常ダイヤに戻した後も、福島―白石蔵王間の脱線現場付近では速度を落として運転する。原因調査が続いており、地震発生時に速やかに緊急停止するための措置だとしている。 　大型連休期間（４月２８日～５月８日）の指定席の売り上げは好調で、既に約５割の座席が埋まった。日によっては混雑が予想され、本数を増やすことも計画している。 　また、同社は地震で高架橋の鉄筋が曲がるなどした被害を受け、似た構造の高架橋の耐震補強を優先する方針も明らかにした。（了）【時事通信社】