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iPSから椎間板再生=腰痛治療に期待―阪大


 大阪大の妻木範行教授らの研究グループは18日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った椎間板の移植治療の有効性を動物実験で確認したと発表した。腰痛の原因になる椎間板変性の治療法になる可能性があり、3年後をめどに臨床研究を始めたい考え。論文は先月30日に米科学誌電子版に掲載された。  椎間板は背骨の間でクッションの役割を果たすが、加齢などで変性すると腰痛の原因になる。国内には腰痛患者が約1300万人おり、うち最大約530万人が椎間板変性が原因とみられている。   妻木教授らは、ヒトのiPS細胞から椎間板の構成組織である髄核を作り、免疫不全マウスに移植したところ、6カ月にわたり椎間板変性を防げることを確認した。今後はブタに移植して有効性や安全性を確かめるという。  妻木教授らのグループは、iPS細胞から作った軟骨組織を、膝関節の軟骨を損傷した患者に移植する臨床研究も進めている。(了)【時事通信社】
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