仲邑二段がタイトル初挑戦＝女流名人戦、史上最年少１３歳―囲碁

　囲碁の中学生棋士の仲邑菫二段（１３）が３１日、第３３期女流名人戦の挑戦権を獲得した。女流タイトル戦初挑戦となり、藤沢里菜女流名人（２３）＝女流本因坊、女流立葵杯、扇興杯を合わせ女流四冠＝との３番勝負に挑む。 　仲邑二段は２０１９年に史上最年少の１０歳０カ月でプロ入りし、４月１４日の女流名人戦第１局時点で１３歳１カ月。タイトル挑戦は１４年の女流本因坊戦に１６歳０カ月で臨んだ藤沢女流四冠（当時二段）の記録を大幅に更新する最年少記録となる。　 　３１日、都内で記者会見した仲邑二段は「こんなに早くタイトル戦に出られるとは思っていなくて、うれしい」と笑顔。藤沢女流四冠とは練習碁を打つ仲の良い間柄だが、「すごく強くて人として尊敬できる憧れの存在。実力的には相当厳しいと思うが、少しでも手応えを得たい」と語った。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕囲碁の女流名人戦挑戦権を獲得し、記者会見でポーズを取る仲邑菫二段＝３１日午後、東京都千代田区の日本棋院