１８歳成人、認知度９割超＝同年代の若者意識調査―日本財団

　４月から成人年齢が１８歳に引き下げられることを「知っていた」「なんとなく知っていた」と答えた同年代の若者の割合が計９６％に上ったことが、日本財団の調査で分かった。 　調査は今年１月、インターネットで実施し、全国の１７～１９歳の男女１０００人が回答した。 　成人年齢引き下げによる具体的な変更内容について、「１８歳から親の同意がなくても契約できる」「女性の結婚可能年齢が１６歳から１８歳になる」と正しく認識していたのはいずれも６割程度にとどまった。 　特に「１８歳から性同一性障害の人が性別変更の審判を受けられる」は３５．１％、「裁判員選任年齢が１８歳に引き下げられる」は３２．７％といずれも低かった。喫煙や飲酒が可能になる年齢は２０歳のままだが、これについては８割以上が正しく答え、間違えたのは約４％だった。 　成人年齢引き下げ自体への賛否では、「どちらかというと」を含めた賛成が５９．５％となり、反対の４０．５％を上回った。自分が１８歳の時点で「大人」と答えた割合は４７．９％で、「子ども」の方が５２．１％とやや多かった。（了）【時事通信社】