中国全人代、１１日閉幕＝香港代表選出で「国家安全」規定

　【北京時事】中国の第１３期全国人民代表大会（全人代）第５回会議は１１日、閉幕する。今年の経済成長目標を５．５％前後とする政府活動報告や、国防費を含む予算案が承認される。 　全人代では、香港・マカオの全人代代表の選出方法に関する見直し案も採択される。見直し案は、国家安全に危害を加え有罪判決を受けた場合、代表選に立候補する資格を失うと規定した。 　香港については、２０２０～２１年の香港国家安全維持法施行と選挙制度変更を踏まえたものだと説明。政府活動報告でも「中央の全面的な管轄統治権の徹底」を明記しており、統制が一層進むことになる。　【時事通信社】