女性の人身売買「断固処罰」＝「鎖で拘束」事件、社会に衝撃―中国全人代

　【北京時事】中国最高人民検察院の張軍検察長（検事総長）は８日、全国人民代表大会（全人代）で活動報告を行い、女性・子どもの誘拐や人身売買に対し「法に基づき断固厳しく処罰する」と表明した。中国では１月、首を鎖でつながれた江蘇省の農村女性の動画がインターネット上で拡散。後に人身売買の被害者と判明し、社会に衝撃が広がっていた。 　報告によると、昨年、女性・子どもを誘拐し売った罪で起訴されたのは１１３５人で、２０００年の１万４４５８人から減少した。一方、誘拐された女性・子どもを買った罪で起訴されたのは３２８人で、同１５５人から増加した。このほか、表面化していない案件が多数あるとみられている。　【時事通信社】